カ・エールのぶろぐ

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ツツミノオー【本戦抜け/決勝大会TOP32/シーズン7最終1位&2位】

皆さんこんにちは、カ・エールです。
今回は本戦・決勝大会・ランクバトル、全てにおいてある程度の結果を残せたツツミノオーを紹介していきます。
皆もうレギュDの気分だと思うのでメモ程度に。

本戦(1回目):××〇〇〇〇〇〇〇〇→32位で抜け
決勝大会:×〇(不戦勝)〇〇〇〇×→TOP32で抜け
ランクバトル:87-28(1位)/152-62(2位)

 

 

【構築経緯】

4月頃流行していた、イルカスタン&寿司&イカコノ全てに、眼鏡ツツミ+ノオーが強く出れるのではないか、と教えてもらったのが始まりです。

いざ触ってみると、
吹雪による命中安定高威力全体技
おまけに氷による運勝ちも狙える
と、どちらの要素も読みの負担・読み負けによるリスクを低減できるため、軸とするのに最高の組み合わせでした。


ツツミノオーの二匹の壁となるのはサーフゴーやイーユイのような、氷を半減できてかつ特殊で殴るポケモンです。幸い、そのポケモン達には地面技が一貫してくれるため、地面打点を持つポケモンと組み合わせるべきと考えました。
また、ツツミが上から殴られるのに弱いことを考えると、どうやら追い風も必須。というわけでどうやら、追い風+地震持ち+ツツミノオーを基本選出とすれば綺麗にまとまりそうです。
問題は追い風要員と地震要員を誰にするかですが、特に時間もかからず、ファイアローガブリアスに決まりました。

 

まずファイアローは先制で上から追い風を打てるかつ、ヤミカラスと違い攻撃性能に優れている点を評価しています。追い風はターンが限られているため、ヤミカラスの場合モタモタしがち。気づけばダメージレースでも負けてるし、ヤミカラスも倒れて追い風も切れてる状況になることが多いです。
その点、ファイアローは追い風した直後から積極的にダメージレースに参加していけますし、覚える技も多彩ですので相手の技選択を弱くすることもできます。
(例えば、ファスガを警戒させて神速を打たせにくくするとか。)

 


また、ガブリアスは安定した種族値とちょっとだけ強い特性を評価しています。全体的な種族値が高いおかげで、オーロラベールを貼った時のバリューはイダイナキバよりも上。Sもイーユイより高いのが偉く、追い風が切れたとしても抜けています。
鮫肌はカイリューに触れてもらうとマルスケを剥がせたり、パオジアンに触れてもらうとタスキを剥がせたりと、色々な面で役立ちます。

というわけで、この4体を基本選出にすることとしました。

 

ここまでの4匹でもそれなりに勝つことはできましたが、課題も見えてきました。
・相手のテツノツツミがきつい
・追い風ミラーあまり勝てない
・相手のトリル凌げない

これらの課題はいずれも、自分がトリルを使う側に回ることで解決を図れそうです。ユキノオーがいい感じにSが低めなことで、トリルエースとすることもできちゃいます。
ただユキノオーだけではトリル中での制圧力が不足しているため、残る2枠にはトリル要員+トリルエースが最適そうです。

 

まず、トリル要員にはハバタクカミが選ばれました。

色々理由はありますが、ハバカミのトリルはBO1において滅茶苦茶強いためです。相手の考慮外からのトリルは、その時点で勝敗をつける程のパワーがあります。
また、純粋に追い風エースとしての活躍も期待でき、マジカルシャインで相手を雑に削るのもまた強力です。

 

トリルエースにはテツノカイナをチョイス。

まず大前提として、トリルをメインにする構築ではないため、非トリル中でも活躍できるポケモンを探していました。テツノカイナは高耐久かつ猫だましが使えるという点で、非トリル中での活躍は十分期待できます。
また、この構築と猫騙しの相性は相当よく、ねこだまししながらトリル(ハバカミ)/オーロラベール(ノオー)/おいかぜ(アロー)/身代わり(ガブ)と、相手の片方を止めつつ数ターンのアドバンテージを稼ぐことができます。

 

このような形で6匹決まりました。見た目も中身も個人的には納得ですが、優勝を目標とするには対応範囲がやや狭めだったかなあと感じています。

 

 

【個別解説】

ユキノオー(テラスタイプ:水)@光の粘土
特性:ゆきふらし
性格:ひかえめ
実数値:191-100-96-158-108-84(6V)
努力値:204-0-4-252-20-28
技構成:ふぶき/オーロラベール/ギガドレイン/こおりのつぶて
調整
H:16n-1
C:置物になるのが嫌だったのでたくさん
D:控え目キラフロルのパワージェムを高乱数で耐え
S:無振りペリッパー抜かれ/追い風時最速100族抜き

 

軸。特筆すべきはオーロラベールのその強さです。追い風最終ターンやトリル最終ターンは両守で解決されがちなのですが、その隙にオーロラベールを展開することでトリル/追い風終了後も打ち合うことができます。(もちろん、初手から投げて壁展開のプランをとるのもok)

こおりのつぶては、相手の耐え調整を崩したり、タスキまで削った相手を仕留めるのに便利です。

 

 

テツノツツミ(テラスタイプ:氷)@拘りメガネ
特性クォークチャージ
性格:おくびょう
実数値:139-×-135-168-81-206
努力値:60-0-4-188-4-252
技構成:ふぶき/こごえるかぜ/フリーズドライ/ハイドロポンプ
調整
H:4n-1(ステロダメ最小)
C:吹雪でできるだけ相手を倒したいのでたくさん
D:臆病ハバカミのマジカルシャインをダブルダメで確定耐え
S:最速ハバカミ抜くため最速

 

軸。ツツミノオーのツツミの持ち物は、拘り眼鏡が一番好きです。
吹雪連打による高火力+追加効果の押しつけが強いのは自明ですが、フリドラも中々強力。一貫性があるため拘っても支障があまりないのと、雪が降ってない時の大事な命中安定技になります。

 

 

ファイアロー(テラスタイプ:霊)@いのちのたま
特性はやてのつばさ
性格:やんちゃ
実数値:153-146-91-116-80-157
努力値:0-252-0-172-0-84
技構成ブレイブバード/オーバーヒート/まもる/おいかぜ
調整
H:2n-1(ステロ2回耐える)
A:ブレバでできればハバカミを倒したいのでたくさん
C:ちょっと耐久振った程度のテツノツツミをオバヒで確1
S:最速コノヨ抜き

 

追い風要員。AとCに多く割き、更に命の珠を持つことでアタッカー性能を高めています。オバヒは元々炎打点を確保するためのものでしたが、アーマーガアやミミズズ、ツツミを奇襲で狩りそのままeasy winということも少なくなかったため、相当強力だったと思います。
守るですが、アロー自身ヘイトを集めやすいポケモンであるのと、使用率が低いことと重なり刺さる機会は多め。自分で展開したトリルターンを稼いだりもできちゃいます。

 

 

ガブリアス(テラスタイプ:炎)@やわらかい砂
特性:さめはだ
性格:ようき
実数値:183-182-116-×-105-169
努力値:0-252-4-0-0-252
技構成:じしん/いわなだれ/まもる/みがわり
調整
H:8n-1

地面技要員。タイプも種族値も特性も技も全てが優秀。身代わりは相手のあくび/胞子/鬼火を透かしたり、守ると合わせてトリルターンを凌いだりできます。
やわらかい砂の恩恵は大きく、CSハバカミをワンパン/CSテツノツツミをツーパンできるようになります。また、普通の地震よりダメージがちょっと伸びるので、相手の計算を狂わせることもあります。

 

 

ハバタクカミ(テラスタイプ:霊)@きあいのタスキ
特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
実数値:131-×-75-205-155-187
努力値:4-0-0-252-0-252
技構成マジカルシャイン/まもる/シャドーボール/トリックルーム

 

トリル要員。追い風エースとしても、トリル展開要員としても優秀です。タスキを持つことで、突然ハバカミが葬られることをケアしなくていい(耐えるためにテラを切らなくていい)ため、プレイングに少し余裕が持てます。
また、霊テラを切ることで相手のツツミやハバカミをシャドボでワンパンできるようになります。マジシャのリーチを伸ばせる妖テラとは悩みましたが、ツツミやハバカミに隙を見せたくないため霊テラとしました。

 

 

テツノカイナ(テラスタイプ:水)@とつげきチョッキ
特性クォークチャージ
性格:いじっぱり
実数値:231-205-130-×-120-73
努力値:12-212-12-0-252-20
技構成ねこだまし/ワイルドボルト/ドレインパンチ/ヘビーボンバー
調整
H:8n-1
A:ドレインパンチでB4振りテツノツツミをワンパン

トリルエース兼サポート。元々の耐久もさることながら、ノオーにオーロラベールを展開してもらった時の硬さは、ドレインパンチの回復も相まって圧倒的。ヘビボンはハバタクカミピンポイント技ですが、奴に隙を見せたくないため渋々採用。
相手のツツミイーユイハバカミ全てに対抗するため、水テラにしてチョッキを持たせています。

 

 

【選出パターン】

[基本選出]

先発: 後発:

アローガブで適当に追い風or守る+地震をしながら、隙を見てノオーツツミを展開します。追い風最終ターンにベールor身代わりを張れるとヨシ。

 

[追い風ミラー]

先発:後発:

追い風+シャインの構えと見せかけて、ブレバ+トリルをします。トリルターン中に相手を仕留めきれない場合は、どこかでベールを展開し、トリル終了後の制圧に備えます。

[寿司]

先発:後発:

寿司にも種類はいろいろありますが、オーソドックスな寿司にはこれ。寿司にテラスタルを切らせるため、ノオーとカイナでゴリ押します。テラを切ってきた場合は、鋼ならカイナを、それ以外ならツツミを押しつけていきます。

 

[ラッシャディンルー]

先発:後発:

ラッシャディンルーの取り巻きは多彩ですが、この出し方が多め。ラッシャディンルーと対面したときは吹雪身代わりから入ります。
・吹雪でどっちか凍る→99%勝ち
・あくびがガブに来る→95%勝ち
・あくびがノオー方向→ゲームが始まる
くらいの感覚。ラッシャディンルーに圧力はないため、あくびをもらってもガブノオーで居座り続けます。

 

[グレンアルマイエッサン]

先発:後発:

グレンアルマイエッサンから入られることが多いので、それに合わせる形。まずガブで地震を打ちながら、ツツミで氷テラ吹雪をします。すると相手のポケモンが両方倒れているので勝ちです。

 

 

 

【最後に】

世界権利に加え、念願のランクマ最終1位をとれて嬉しいです。
一緒にこの構築を組んでくれた人がいるのですが、その人がいなければここまで完成度を上げられなかったので感謝。
(ノオーの礫・ツツミの眼鏡・アローの守る・ハバカミのタスキはその人の案)

40日後の世界大会に向け、レギュDもぼちぼち頑張っていきます。今のとこ案は何もないので、優勝間違いなしレベルの強い並び見つけたら教えてください。